限りない愛~甘い彼に心揺れて~
目尻を下げた専務がこちらに向けたスマホを見る。そこには、猫の衣装のようなものを身につけた洸くんがピースをしていた。
「わあ、かわいい!猫ですよね?」
「うん、かわいいだろ? クリスマス会の衣装らしいよ」
「クリスマス会のなんですね。実亜も同じ猫ちゎんかな。今度聞いてみます」
洸くんも実亜も初めてのクリスマス会になるが、亜由のクリスマス会は二度見に行ったことがある。
確か去年のを撮った画像が保存してあったはず……私は自分のスマホの画像フォルダを開く。
「失礼します」
「ああ、お疲れ様です」
「これを書いたのは、豊川さんですか?」
「はい、私が書きました」
貼り紙を手にして、専務室に入ってきた副社長に私はスマホを持ったままで動きを止めた。
そうだった、この秘書さんは豊川さんだった。何度か名前はなんだった?と思っていたが、聞くに聞けずにいた。
一般社員と違って、ネームホルダーもぶら下げていないから、確認が出来なかった。ちょっとスッキリした。
「だって、副社長のお姫様なんですよね?」
「お、お姫様? 私がですか?」
「わあ、かわいい!猫ですよね?」
「うん、かわいいだろ? クリスマス会の衣装らしいよ」
「クリスマス会のなんですね。実亜も同じ猫ちゎんかな。今度聞いてみます」
洸くんも実亜も初めてのクリスマス会になるが、亜由のクリスマス会は二度見に行ったことがある。
確か去年のを撮った画像が保存してあったはず……私は自分のスマホの画像フォルダを開く。
「失礼します」
「ああ、お疲れ様です」
「これを書いたのは、豊川さんですか?」
「はい、私が書きました」
貼り紙を手にして、専務室に入ってきた副社長に私はスマホを持ったままで動きを止めた。
そうだった、この秘書さんは豊川さんだった。何度か名前はなんだった?と思っていたが、聞くに聞けずにいた。
一般社員と違って、ネームホルダーもぶら下げていないから、確認が出来なかった。ちょっとスッキリした。
「だって、副社長のお姫様なんですよね?」
「お、お姫様? 私がですか?」