おとなりさん。
翌日、目を覚ましたのは朝の7時を回った頃。
寒いけど布団から出て、リビングに向かった。
リビングのソファでおとなりさんはブランケットをかぶり眠っている。
ありがとう、おとなりさん。
そんなことを思いながら、あたしは物音を立てないように静かに玄関の方へ。
ゆっくりゆっくり玄関のドアを開ける。
お邪魔するのはこれを最後にしよう。
もうこれ以上は迷惑はかけられない。
外に出ると、徒歩三歩でついた我が家のドアを開けた。