君と出会えた物語。



エレベーターは1階に着いた。



1つしかないエレベーターに乗り続けてたら鉢合わせてしまう気がしてふらふらとする足で立ち上がった。



私はとにかく1人になりたくて外に飛び出した。



なにも考えたくない。



なにも聞きたくない。



外に出ても走り続けた。



「はぁ…はぁ…。…わっ!」



なんで私はいつもこんなに鈍臭いの…。



擦りむけて膝から血が出ている。



最悪。



辺りは真っ暗。



怪我をした事で我に返って急に怖くなる。



ガサガサ…



え、なに…。



後ろから音がするけど怖くて振り向けない。


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