君と出会えた物語。
朝の集会に向かう途中ヒロのことを見かけた。
心臓が飛び出るかと思うぐらいの動揺は初めてだった。
前を歩く生徒に隠れてしまったけど...。
ずっとこのまま逃げてていいのか。
そう思う気持ちもある。
でも、なんて言えばいいのか分からないし、
もしヒロを失うことになったらと思うとすごく怖い。
「朱莉、江美おはよ〜!」
そう言って手を振っているのは結海。
久しぶりに結海に会えた気がして嬉しい。
昨日会ってないだけなのにな。
もう一週間ぐらい会ってないないような感覚。