危険なあなたともう一度…
届かない
あれから2週間が経ってしまった。
当たり前だけど連絡が来るはずはなく最後に私の元に届いていたメールを見つめる。
"今すぐ会いたいんだ"
なんであの時素直に伝えなかったんだろう。
なんで…呼び止められなかったんだろう。
最後に梓さんが触れた頭にぬくもりを今もまだ感じるほど暖かい。
梓さんはいま何処でなにをしているんだろう
桐生組のことを一度も否定はしなかった事に対して少しショックだったけどなんで梓さんは悪い人じゃないって…
梓さんはどんな思いで私に言っていたのだろうか…何故私に優しくしてくれたの。
「羽久安…まだ気にしてるの?」
「え?」
「梓さんのことを」
「…っ」
「あの人見た目は優しい人だけどやってる事は犯罪だからね…」
「…そうだね」
真希の言ってることは間違って無い。
ヤクザなんて犯罪なんだよね。梓さんはその一人なんだから。
あんなに嘘のない真っ直ぐな笑顔の彼が犯罪なんて信じられないけど…現実なんだよね。
放課後あの出会った歩道には当たり前だけど梓さんはいるはずがなく私は歩道を渋々渡り家に帰る。
「ただいま」
「あ、羽久安おかえり丁度良かった」
「ん?」
「お使い頼んでいいかしら」
「あ、いいよ」
「ありがとうこれメモとお金ね。余ったら好きな物買っていいわよ」
「ありがとうお母さん行ってきます」
「気をつけてね」
「はーい」
私は再度家を出てジャケットに財布とメモを入れて歩いて10分のスーパーに向かう。
「ぇーと…ひき肉…たまご」
私はメモ通りにカゴに入れて支払いを済ませてスーパーを出る。少しお金残ったから近くのコンビニに寄り大好きなハーゲンダッツを買いルンルン気分で家に帰る。
外はもう暗くてここの帰り道人気ないしライトも少ないから薄気味悪いんだよな…。
少し早歩きをしながら帰って歩道で信号を待っていると向かう側の程に露出の高い服をきたお姉さん2人を両側に腕を組む…男性
「…っ…梓…さん?」
向こう側の歩道でも静かな歩道だから会話が聞こえてくる。
「梓これから私と朝までホテルよね?」
「そうだな」
「ずるーい私もよね?」
「二人同時に相手してやるよ」
「「梓のエッチ」」
「嬉しいくせ…にっ…!?」
「梓?どうしたの?」
「どこ見てんの?」
梓さんは私に気付いて目を見開いていた。
まさか私と出会すとは思ってなかったんだろうな私も思ってなかったんだから。
信号が青になり私は顔を伏せながら梓さんの横を通り過ぎる。
「梓?あの子と知り合いなの?」
「いや…人違いだ」
ズキズキっ…
こんなに知らないフリをしてされることが傷付くなんて思っても見なかった。
梓さんがまさかあんなに女にタラシだったことに酷く傷付き泣きそうになるのを必死に押し殺して家に帰る。
当たり前だけど連絡が来るはずはなく最後に私の元に届いていたメールを見つめる。
"今すぐ会いたいんだ"
なんであの時素直に伝えなかったんだろう。
なんで…呼び止められなかったんだろう。
最後に梓さんが触れた頭にぬくもりを今もまだ感じるほど暖かい。
梓さんはいま何処でなにをしているんだろう
桐生組のことを一度も否定はしなかった事に対して少しショックだったけどなんで梓さんは悪い人じゃないって…
梓さんはどんな思いで私に言っていたのだろうか…何故私に優しくしてくれたの。
「羽久安…まだ気にしてるの?」
「え?」
「梓さんのことを」
「…っ」
「あの人見た目は優しい人だけどやってる事は犯罪だからね…」
「…そうだね」
真希の言ってることは間違って無い。
ヤクザなんて犯罪なんだよね。梓さんはその一人なんだから。
あんなに嘘のない真っ直ぐな笑顔の彼が犯罪なんて信じられないけど…現実なんだよね。
放課後あの出会った歩道には当たり前だけど梓さんはいるはずがなく私は歩道を渋々渡り家に帰る。
「ただいま」
「あ、羽久安おかえり丁度良かった」
「ん?」
「お使い頼んでいいかしら」
「あ、いいよ」
「ありがとうこれメモとお金ね。余ったら好きな物買っていいわよ」
「ありがとうお母さん行ってきます」
「気をつけてね」
「はーい」
私は再度家を出てジャケットに財布とメモを入れて歩いて10分のスーパーに向かう。
「ぇーと…ひき肉…たまご」
私はメモ通りにカゴに入れて支払いを済ませてスーパーを出る。少しお金残ったから近くのコンビニに寄り大好きなハーゲンダッツを買いルンルン気分で家に帰る。
外はもう暗くてここの帰り道人気ないしライトも少ないから薄気味悪いんだよな…。
少し早歩きをしながら帰って歩道で信号を待っていると向かう側の程に露出の高い服をきたお姉さん2人を両側に腕を組む…男性
「…っ…梓…さん?」
向こう側の歩道でも静かな歩道だから会話が聞こえてくる。
「梓これから私と朝までホテルよね?」
「そうだな」
「ずるーい私もよね?」
「二人同時に相手してやるよ」
「「梓のエッチ」」
「嬉しいくせ…にっ…!?」
「梓?どうしたの?」
「どこ見てんの?」
梓さんは私に気付いて目を見開いていた。
まさか私と出会すとは思ってなかったんだろうな私も思ってなかったんだから。
信号が青になり私は顔を伏せながら梓さんの横を通り過ぎる。
「梓?あの子と知り合いなの?」
「いや…人違いだ」
ズキズキっ…
こんなに知らないフリをしてされることが傷付くなんて思っても見なかった。
梓さんがまさかあんなに女にタラシだったことに酷く傷付き泣きそうになるのを必死に押し殺して家に帰る。