L*O*V*E

「真夕ちゃん…本当に大丈夫?」




桜さんまで心配してくれる。




「本当に大丈夫です!ちょっと考え事してただけですから!」




「そう、よかった。それじゃ、私も先に行ってるね。」




ふわっと微笑みかけてくれる桜さん。





…私だってわかってる。




誰よりも、私が一番痛感してるんだよ。




あの二人は、お似合いカップルだって。






だけど…わかんないよ。




彼女がいながら私のこと名前で呼んだり呼ばせたり…




今のスキンシップだって。




私が彼女だったら、他の子にそんなことするの見たら、絶対に嫌だよ。




だけど桜さんはいたって普通。




それって…どういうことなんだろう。


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