L*O*V*E
翌日。




昼休憩中の俺の携帯に、吉報が届く。




『もしもし〜!合格したよー!あとは筆記だけだよ。』




「おう、よかったな。」




『うんっ!』




声だけでわかる、凛が喜んでるであろう顔。




「筆記はいつ?」



『明日だよ。』




明日か。




「俺、明日休みだから、迎えに行ってやろうか?」



『ほんとっ?』




「ああ。で、その後メシ行く?まあ、合格してればの話だけどな〜。」



『するもん〜!』




わずかの休憩時間でも、凛と話していれば、癒しの時間だ。




「じゃ、明日頑張れよ。」



通話を終え、ふと気がつく。



あれ…俺、夜に凛とデートするの、初めてだな。



今までは、俺の仕事の休みと凛の授業のない日が合った時、昼間にドライブに行ってたくらいだからな。




夜…か。



デートが昼間ばかりで、ずっとおあずけをくらわされている俺。



そろそろ…我慢の限界なんすけど。


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