L*O*V*E
こんな人の気配のないとこで…
こんな密室で…
好きな女が隣にいれば…
オオカミにならない男なんて、いない。
「…ひゃっ……」
凛の耳にキスをしただけで、肩をすくませる。
「もう…限界。」
そう耳元で囁くと、凛が俺の服をキュッと掴んだ。
「わ…私も……」
………え?
私“も”…??
今、そう言った…?
驚きで固まったままの俺に、凛は追い討ちをかける。
「……好き、です…」
そう呟いた唇が、俺の唇と重なった。
その瞬間、頭が真っ白になって…
純真無垢な凛の前では、オオカミ男もただの男になってしまう。
いつから、こんなダサい男になったんだろう。
そう思いながら、凛の首筋にキスを落とした。