L*O*V*E

「よし、仕事再開するか!」




北原と二人、屋上から建物内に戻ろうとした時だった。




ちょうど建物から出てきた、岬と紗英。





「おう、紗英。」




「部長…」



目が合うだけで、恥ずかしそうに俯く紗英。




紗英の行動の一つひとつが、可愛くて仕方がない。




「じゃ、俺先に行ってますね。」




北原が気を利かせてくれ、岬と先に戻ってくれた。




(…とか言いつつ、あいつも岬と付き合ってるから、丁度いいってことにしとこうかな)






「紗英も休憩?」




「はい。ていうか…部長を追いかけて来ました…」




またまた可愛いこと言ってくれちゃって。




抱きしめたくなっちゃうだろお。




< 140 / 180 >

この作品をシェア

pagetop