L*O*V*E
「よし、仕事再開するか!」
北原と二人、屋上から建物内に戻ろうとした時だった。
ちょうど建物から出てきた、岬と紗英。
「おう、紗英。」
「部長…」
目が合うだけで、恥ずかしそうに俯く紗英。
紗英の行動の一つひとつが、可愛くて仕方がない。
「じゃ、俺先に行ってますね。」
北原が気を利かせてくれ、岬と先に戻ってくれた。
(…とか言いつつ、あいつも岬と付き合ってるから、丁度いいってことにしとこうかな)
「紗英も休憩?」
「はい。ていうか…部長を追いかけて来ました…」
またまた可愛いこと言ってくれちゃって。
抱きしめたくなっちゃうだろお。