L*O*V*E
健斗が嬉しそうに合い鍵を使ってドアを開けた。
「おっ、開いた開いた!」
喜ぶ姿が可愛らしい。
だけど、それ以上に恥ずかしさが勝っている、今の私。
健斗にタクシーで囁かれた言葉…
“今日はお風呂でエッチしよっか”
そんなことを言われて、赤面しないはずがない。
お風呂でしたことは、前にもあるけど…
その時は、流れで…って感じだったから、身構えることもなかったし。
こんな前もって言われると、どうしていいかわからない。
とにかくお風呂にお湯を溜め、入浴剤を入れて真っ白のお湯にしてみた。
すると…
「キャッ…」
「なーんで入浴剤入れちゃうの?真っ白でよく見えなくなるじゃん…」
健斗に後ろから抱きしめられる。