L*O*V*E
抱きしめていた腕の力を緩めて、桜をそっと離す。



目があったところで、ゆっくりと顔を近づけると…




彼女の綺麗な瞳が、ゆっくりと閉じる。




その桜色の唇に、キスをする。




いつもより、少し長めのキス。




すると…




「ん…」




桜から漏れた色っぽい吐息に、理性は失われていく。




「今日、泊まって…いい?」




鼻の先が触れ合うくらいの距離でそう問いかけると…




「……嬉しい…」



そう呟いた桜から、キスされた。



< 173 / 180 >

この作品をシェア

pagetop