L*O*V*E
「…何だよ。」
もう…
限界!!
「じゃあ言わせてもらいますけど、馴れ馴れしく名前で呼ばないでよ。特別扱いみたいでちょっと嬉しくなっちゃったじゃん!!他の子にも名前で呼んでるの見て、すっごく傷ついたんだから!!」
「ちょ、待て…」
「大体ねぇ、スキンシップとか、私をその気にさせるようなセリフとか多いのよ!!キスだって何でしたの?あれからすっごくすっごく苦しいんだから!!」
………い…
言ってやった…!!
先生は、驚いた表情で私を見つめ、固まっている。
そんな先生を見て、心の底からスッキリした私が、ここにいる。
清々しい気分で、ホッと胸を撫で下ろした時。
「…俺も言わせてもらう。」
ヤツが反論してきた。
「名前で呼んだだと?俺がいつ、誰を呼んだんだよ。」
この期に及んでしらばっくれるつもりだ。
「いつって…昨日。すっごい可愛い子に、あおいーって呼んでたじゃない!」
一歩も引くもんかと、強気で言い返すと…
「お前………さてはドアホだな。」
そう言って…
先生はニヤリと笑ったのだ。