L*O*V*E
なんとかギリギリ間に合った私たち。
「じゃあね、凛。私は今から学科だから。凛は技能教習でしょ?」
「うん、そう…。大丈夫かな、私。」
なんたって今日、初めて車の運転するんだもん。
しかも…日も暮れて真っ暗になってしまった、初心者としては最悪なコンディションの時に!!
しぶしぶマリと別れて、教習所のコース脇にある車の前へ急いだ。
「えーっと、7番7番……あった!!」
自分が乗る番号の車を見つけ、駆け寄ると…
「…相澤凛?」
車の影から声がした。