L*O*V*E
「あの…」
声をかけながら肩を揺さぶると、長い睫毛がピクッと動いた。
「…ん………」
ゆっくりと瞼が開き、その奥の綺麗な瞳と目が合う。
「…あ、うちの制服……?」
バイトを終え、居酒屋の制服から学校の制服に再び着替えた俺の姿に、驚いた様子の先生。
「はい。あなたのクラスの生徒です、一応。」
「へ………って、ええっ!?」
突然大声を出したかと思えば、顔を真っ赤にして俯く先生。
「とりあえず出ますよ、ココ。」
そんな彼女の腕を引っ張り、店を出る。