L*O*V*E
「それに、さっき相澤くんに“瑞穂先生”って呼ばれて、その…すごくドキドキ…した…。私だって驚いてるよ?会ったばかりの人に、しかも生徒に…一目惚れするなんて…」
ちょ、何これ。
何、この目の前の可愛い人は。
目に涙を浮かべながら、おそらく“生徒”に恋した罪悪感に浸っているのだろう。
「先生、大丈夫だよ。卒業まであと3ヶ月。それまでは、ただの生徒として接するから。」
「あ、ありがとう…」
目尻の涙をぬぐいながら、ホッとした表情を見せる先生。
「でも、今日だけは…このまま俺に溺れて…?」
「相澤く………んっ…」
彼女の華奢な肩を抱き寄せて、もう一度キス。
ゆっくりと唇を離し、出会ったばかりのヒトに告げるんだ。
「好きだよ…瑞穂。だから、もっと俺を知ってほしい。」
「…私も、もっとあなたのこと知りたい…」