L*O*V*E

「紗英って、瀬尾だよな…?瀬尾って由奈と同い年?てことは、部長と20離れてんじゃん!!」




「でも、部長45歳には全然見えないし、かっこいいし、結構社員からモテモテじゃない?そんな部長と付き合えたんだから、紗英はすごいよ!!」




そう言って、まるで自分のことのように喜ぶ由奈。




うん。



まあ。





確かに、佐伯部長は俺も尊敬しまくる上司…だけどさ。









……かっこいいっつったろ。



今…佐伯部長のこと、かっこいいっつった。






「部長はみんなに付き合ってること公表したいみたいだけど、紗英が恥ずかしがり屋さんだからなかなかみんなに公にはできないみたい……って、健斗??」





由奈の手からワイングラスを奪い、そのままベッドに押し倒す。






「ちょっと健斗…」




「俺以外の男にかっこいいとか、禁止。」





そう言って、彼女の首筋に無数のキスを落とした。







さあ…





ひとときの、甘い甘い時間の始まりだ。




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