L*O*V*E

暗闇で見た時より、数万倍かっこよく見えるこのお方。




そして、態度までもが数万倍に…





「はーやーくー。俺の予約取れよ、凛。」




そう言って私の顔を覗き込む先生。




ていうか…





りりり…凛っ!?



凛って呼んだ!!!?




マウスをクリックする人さし指が、尋常じゃないくらいに震えている。





なんとか全神経を人さし指に集中させ、予約画面まで辿り着いたのだけど…




「うっ…」




考えることは、みんな同じなわけで。




先生の予約は、毎日ギッシリ埋まっていた。





はぁ…と無意識にため息をついた時。




またまたドS王子が私に耳打ちしたのだ。





「お前、俺に昼間会いに来ようなんて、百年はえーよ。」


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