L*O*V*E
実は部長にお願いして、しばらく休暇をもらった俺。
プロジェクトの準備で忙しい時期なのに、部長は、佐里と…そして自分自身と向き合う時間を作ってくれた。
突然の休暇。
…それは、由奈にも告げずに休んだわけで。
「部長、お話があります。」
休暇明けの朝、出勤してすぐ佐伯部長の元へと足を運んだ。
「ん?何だ?」
「この休暇中に話し合い、先日離婚届を提出してきました。部長に背中を押していただき決心できました。」
「俺は何もしてねーよ。お前の意思だろう?それに、相手も納得しなきゃ離婚はできないだろ。お前たち二人で出した結論だ、俺には関係ない。」
そう言いながらも、優しい眼差しで俺を見る部長。
「で?離婚までして幸せにしたい相手には、このことはもう話したのか?」
「いえ、まだ。この休暇中、連絡もとってなかったので。…ちゃんと顔を見て言いたくて。」
そう。
あの一晩ともに過ごした日以来、由奈とは連絡をとらなかった。
勝手に俺が決めたことだけど、全てが片付くまで連絡はとらないと誓ったんだ。
由奈にとっては不安だったに違いない。
一晩あんなに激しく求めあったのに、次の日から音信不通なんだもんな。
だけど、そんな不安から今日で解放してあげられるよ。
心から由奈を抱きしめてやれるよ。
「おはようございます。」
タイミングよく出勤してきた由奈を見る。
すると…
「北原、岬、瀬尾。会議室来てくれ。今日は朝からプロジェクトの打ち合わせがしたいんだ。」
部長の声で、スッと現実に引き戻された。
危ねー…!
思わず、由奈の元へと走って行きそうだったよ。
プロジェクトの準備で忙しい時期なのに、部長は、佐里と…そして自分自身と向き合う時間を作ってくれた。
突然の休暇。
…それは、由奈にも告げずに休んだわけで。
「部長、お話があります。」
休暇明けの朝、出勤してすぐ佐伯部長の元へと足を運んだ。
「ん?何だ?」
「この休暇中に話し合い、先日離婚届を提出してきました。部長に背中を押していただき決心できました。」
「俺は何もしてねーよ。お前の意思だろう?それに、相手も納得しなきゃ離婚はできないだろ。お前たち二人で出した結論だ、俺には関係ない。」
そう言いながらも、優しい眼差しで俺を見る部長。
「で?離婚までして幸せにしたい相手には、このことはもう話したのか?」
「いえ、まだ。この休暇中、連絡もとってなかったので。…ちゃんと顔を見て言いたくて。」
そう。
あの一晩ともに過ごした日以来、由奈とは連絡をとらなかった。
勝手に俺が決めたことだけど、全てが片付くまで連絡はとらないと誓ったんだ。
由奈にとっては不安だったに違いない。
一晩あんなに激しく求めあったのに、次の日から音信不通なんだもんな。
だけど、そんな不安から今日で解放してあげられるよ。
心から由奈を抱きしめてやれるよ。
「おはようございます。」
タイミングよく出勤してきた由奈を見る。
すると…
「北原、岬、瀬尾。会議室来てくれ。今日は朝からプロジェクトの打ち合わせがしたいんだ。」
部長の声で、スッと現実に引き戻された。
危ねー…!
思わず、由奈の元へと走って行きそうだったよ。