【修正中】狼彼氏と子羊彼女
体育館からなのか
綺麗な歌声が聞こえる
その声を聞き
さらにため息が溢れた
一人落ち込んでいる私の横から
ダンッ!!という大きな声が聞こえ
その音に続くように男の声が聞こえた
「あ―…遅刻かよっ!!」
私はその音に驚きチラッと横を見る
そこには私と同じく汗に濡れた
金髪で顔が整った男が立っていた
その男は私の視線に気づいたのか
ゆっくりとこっちを見て私にとう
「お前……誰??」
その絡み付くような視線に怖くなり
その場にいられなくなった
「えっあの…その」
「あぁ???」
ものすごい目でにらまれた私は
その場の空気に限界を感じ
門を乗り越えて学校内へ逃げこんだ