【修正中】狼彼氏と子羊彼女
抵抗が出来なくなるのは
馨が私のすべてを知っているから
―…知ってるんだ
キスをされると私が抵抗できなくなること
馨は知っていて私に甘いキスを落とす
寂しいようで愛おしい
「んん…っ」
長い長いキスも私にとっては短いもの
"馨…本当は私の事どう思ってるの?”
そうおもわずにはいられなかった
「お前をどう思ってるか知りたいの?」
「…えっ!?!?
…聞こえてた?」
「お前口にだしていってたし」
「いや-----!!!」
まさか
今までの全部聞かれてたとか?
ってか私が口にだしていったのがわるいけど
でも…
でも……!!
恥ずかしい!!!
できればこの場から逃げ去りたい
でも馨の手が私の自由を奪っている
「俺は…」
聞きたくない!
「…お前の事」
聞きたくないよ…
嫌いって言われたら
邪魔って言われたら
考えていくうちにあふれ出した涙
なんで…
どうして…
別に私が馨を好きなわけじゃない
なのになんでこんなに胸に突き刺さるの?
「なんで泣くんだよ!!俺…お前に泣かれたら
どうしたらいいかわからなくなる」
私が泣くと馨は優しくしてくれる
それを知っている私は…
馨に甘えてる
嫌だ…
弱い自分も…
気付きたくなかった
自分の気持ちに…
私…馨の事…
好きなんだ…