【修正中】狼彼氏と子羊彼女
二人で自分たちの教室へ歩いて行くと
「ねぇ、桃花!生徒手帳もってきた??」
「もちろん!」
私はポケットに手をいれて生徒手帳を桜に見せようとする……が……
「ん……???」
な……い??
うそ!!!
だって出かける前まできちんとあったのに!!
……――どうしよう
入学早々なくしたなんてしゃれにならない
「桜、先教室行ってて!」
「えっ桃花!!!」
(きっとさっき落としたんだ!)
私は学校の校門へと向かった
校門に着いた私は生徒手帳が落ちてないか確認する
ない…嘘…!!
もう最悪だ
入学式には遅刻するは
変な男に絡まれるは
生徒手帳なくすは
私の頭の中で描いていた高校生活では
あり得ないことの連続
「おいっ!」
突如かけられた声に驚いて振り返ると
そこには朝見た金髪の男がたっていた
体が自然とビクッと震えた
「これ……お前のだろ?」
そういって金髪の男は生徒手帳をパラパラと
私の目の前でめくった
「そう!そうです!!ありがとうござ……」
彼の手から生徒手帳を取ろうとしたとき…
「ん〜〜!!」