【修正中】狼彼氏と子羊彼女

終了



「寝てもいい?」


「寝れば?」


「おやすみ〜」





電車の中で桃花は眠りについた
ほどよくゆれるのが気持ちいいのだろう


というわけでここからは俺蓮杖馨がおおくりします


"幸せ"


幸せがこんなに暖かくて
こんなに桃花を近くに感じられることなんて
おもわなかった


涙をめいいっぱい溜めて桃花がいった言葉は


「好き」の一言


これは
夢なのかと思った

それと同時に俺は桃花を
幸せにしてやりたいと思った


触ると壊れそうな

桃花の寝顔を見て


愛しいと思った


「桃花…」


お前は俺を裏切らないよな??
そばにいてくれるよな?


素直な言葉で
気持ちを伝えてくれた桃花

俺は一生大事にしていきたいと思った



”ラケナリア・オーレア”

花言葉は”持続する愛”


この愛は永遠だと俺は信じてた



「…おおりのかたはお忘れもののないようにお気をつけください」


「おきろ!」

「んぁ…」

バカマヌケな顔で起きた桃花

「次だぞ!」

「あっうん」

自分が垂らしたよだれに気付き慌ててふいて
こっちをみて照れ笑いをした

抱きしめたくなった

俺…
家着くまで我慢できんのかな?


理性と1人戦う虚しき俺だった



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