【修正中】狼彼氏と子羊彼女
「桃花…」
桜も決心をしたかのように涙を服の袖で拭った
「頑張ろう!」
「うん!!」
メソメソしてたって
現実は現実で
何も変わりはしない
だったら自分から行動を起こさなきゃ!
そうだよね?
馨…
その日はやけに学校が長く感じた
私は…
ただひたすら空を眺めているだけだった
"キーンコーンカーンコーン"
5時限目終了のチャイムが鳴った
私は鞄のしたくをすばやく済ませ馨が入院している病院へと向かった
-------ガラッ
「かお…る?」
「…………」
馨の視線が私の体に突き刺さった
「お前…なんなんだよ」
「……馨」
やっぱりキツイ
好きな人に受け入れてもらえない
そばにいることもできないの?
でも…弱気になっちゃダメだよね?
頑張るって桜と約束したもん!!
「馨は私の彼氏なの!!!馨はそれを忘れてるだけなの!!」
―――――…
「…はぁ???」