御曹司は眠り姫に愛を囁く
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昨日、須藤さんと居たレストランバーの最上階よりも3階下の42階のダイニングバー。
綺麗な光で彩られた東京タワーと夜景が真正面に見える。
明日香は私の肩を叩く。
「私たちの場所はあっちよ」
と逆側の個室のテーブル席へと案内された。
白いテーブルクロスのかかったダイニングテーブルには磨き抜かれたフォークやナイフとナフキンがセットされ、十脚の椅子がキレイに並んでいた。
私達は奥側の椅子に腰を下ろし、合コン相手を待つ。
スマートファンを弄る子。
メイク直しする子。
私は何もせずボーッとしていた。
「急にゴメンね・・・凛音」
隣の明日香が耳許で囁く。
「いいよ。別に・・・」
「いい人に巡り会えたら、いいわね・・・」
「私は・・・明日香達で頑張って…私は黙ってジッとしてる」
「ゴメン・・・待った?」
私達の合コン相手のIT企業に勤める男性陣が現れた。
昨日、須藤さんと居たレストランバーの最上階よりも3階下の42階のダイニングバー。
綺麗な光で彩られた東京タワーと夜景が真正面に見える。
明日香は私の肩を叩く。
「私たちの場所はあっちよ」
と逆側の個室のテーブル席へと案内された。
白いテーブルクロスのかかったダイニングテーブルには磨き抜かれたフォークやナイフとナフキンがセットされ、十脚の椅子がキレイに並んでいた。
私達は奥側の椅子に腰を下ろし、合コン相手を待つ。
スマートファンを弄る子。
メイク直しする子。
私は何もせずボーッとしていた。
「急にゴメンね・・・凛音」
隣の明日香が耳許で囁く。
「いいよ。別に・・・」
「いい人に巡り会えたら、いいわね・・・」
「私は・・・明日香達で頑張って…私は黙ってジッとしてる」
「ゴメン・・・待った?」
私達の合コン相手のIT企業に勤める男性陣が現れた。