御曹司は眠り姫に愛を囁く
隣人
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月曜日。

須藤さんが朝一番に浅見さんの居る社長室に入っていった。

きっと、椎名さんの部屋のリフォームの件だろう。

「皆さん、ご迷惑お掛けしました・・・」
と忌引きで休んでいたインテリアコーディネーターの三原さんが出社して、お詫びにと皆にお土産を配っていた。

「はい、貴崎さん」

「ありがとうございます・・・」

彼女の田舎は長野県松本。

彼女から貰ったお土産はりんご味のクッキー。

「変わったコトあった?」

「いえ、別に・・・」

「そう、よかった・・・」


「三原、拓也が呼んでる」

須藤さんが社長室から出てきて、三原さんを呼んだ。


「はい」

彼女の皆に土産を配ってる途中だった。
「後は、私が配っておきますよ。三原さん」

「ありがとう。貴崎さん」

三原さんは私に箱を渡して、急ぎ足で社長室に入っていった。


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