好きです、ごめんなさい。
「私の目は、色が区別出来ない。」

『え?』

驚いた顔をする、工藤くん。

『色がわからないってどういうこと?』

「工藤くんが見ている物は、私の目だと灰色に映る。」

ゆっくりと説明した。

誰にも話したことは、無くて言葉が震えた。

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