風船の中に宇宙は広がる。
相棒の作った歌に共感しない日なんて、今まであっただろうか。
思い出せる限りでは、なかったはずだ。
それなのに、今は共感なんか出来ない。
下を向いたって、綺麗な星空なんて見えない。
今まで歩いてきた足跡も、これから歩いていく道も、相棒と共に消えてしまった。
「どうすんの、新曲。もうすぐ完成するって言ってたじゃん。自信作だって言ってたじゃん。」
こんなこと言ったって、返事を返してくれないことは分かりきっているのに。
「…相棒なんでしょ。なんで一人でいなくなるの。」
何を言ったって、笑顔のままの相棒。
その笑顔に何度も助けられてきたのに、今はその笑顔を向けられても笑顔にはなれない。
相棒がこの世を去ったのは、満天の星空の夜だった。
思い出せる限りでは、なかったはずだ。
それなのに、今は共感なんか出来ない。
下を向いたって、綺麗な星空なんて見えない。
今まで歩いてきた足跡も、これから歩いていく道も、相棒と共に消えてしまった。
「どうすんの、新曲。もうすぐ完成するって言ってたじゃん。自信作だって言ってたじゃん。」
こんなこと言ったって、返事を返してくれないことは分かりきっているのに。
「…相棒なんでしょ。なんで一人でいなくなるの。」
何を言ったって、笑顔のままの相棒。
その笑顔に何度も助けられてきたのに、今はその笑顔を向けられても笑顔にはなれない。
相棒がこの世を去ったのは、満天の星空の夜だった。