あの夏の暑さは2度と忘れない
『ねぇー遥~明日一緒に式典行こうよ!』


誘ってきたのは親友の紗希(さき)


「いいよ…」


『何でそんなに元気がないわけ?』


「だってさー…だるいんだもん」


『あー、遥は嫌いだもんね、戦争系のやつ』


私は小学校で初めて戦争の様子や被爆した人の写真とや

らを見て以降、戦争の話題がでると具合が悪くなる


『でも、遥の気持ちもわかるよ。戦争ってお互いを傷つ

けあうだけでしょ?何て日本は馬鹿なんだろうって私毎

年この頃思うもん』


「そうよね…怖くても現実であったことだし。」


それから私達は時間と集合場所を決めてからそれぞれ下

校した







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