ケモノ系ケモノ型男子。

「何言ってるの!別に同情とか共感して欲しかったわけじゃないから!それに梶村くんが走ってるとこたまに見てて元気づけられたし」



「ええ!?なんで!?」



俺、人を元気づけられる才能ないよ!?




「梶村くんの走ってる時の顔、楽しそうでこっちも走ってて楽しくなれたんだ」



やばい、俺白井さんのことどんどん好きになっていく。



「そろそろ行くね。200m優勝おめでとう」



「え!あっありがとう!白井さんも100mおめでとう!」



彼女の走る後ろ姿に俺は追いかけたくなった。


白井さんとずっと一緒にいたいと思った。




「付き合いてー……」



その後に俺はライバルの内山が白井さんの幼馴染だってことを知ってショックを受けた。



〈梶村side〉end.

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