ケモノ系ケモノ型男子。
とりあえず陸上部の元へ戻ることに。
「あ、戻ってきた」
前野先輩が私たちのところに走ってくる。
「大丈夫か?」
「大丈夫じゃないです」
「…お疲れ様」
前野先輩は何かを察したのかそれ以外何も聞いてこなかった。
「あ!おかえりー!」
グラウンドには梶村くんとこーくんがいて、
梶村は私に気づいて手を振ってる。
「おかえりなさーい」
「ぅあ!」
2人の後ろにさっきの可愛い男の子がいた。
「あなたねぇさっきはよくも…!」
「怒ると可愛い顔が崩れちゃいますよぉ?」
「か、可愛いくないし!」
「あはは照れてる顔も可愛いー」
「こ、この……!」
「お前ら知り合いなのか?」
「知り合いじゃありません!!」
こんな性格悪くて可愛い子知らない!!
「コイツ誰なんすか」
こーくんはこの可愛い男の子を指さして黒谷先輩に聞いた。
てゆーかさっきからこーくん目つき悪いよ…。