ケモノ系ケモノ型男子。
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いつもクラスの中心にいて、
彼の周りにはたくさんの男女が集まっている。
スポーツ万能成績優秀、
顔もかっこいいので女子からモテる。
そんな彼は学校中の人気者。
それがきーちゃん、
本名は獅子王キラ(ししおう キラ)。
私の幼馴染だ。
「きーちゃんは高校どこ行くの?」
中三の夏。
きーちゃんは陸上部をすでに引退していて高校の推薦選びに迷っていた。
「どぉすっかなー」
放課後に学校近くの森の中にある古い神社で話すのが私とこーくん、きーちゃんの日課。
今日はこーくんが二者面談で今神社にいるのは私ときーちゃんだけ。
「もうすぐ受験だよ?しっかりしなよー」
「明香はどこ行くんだよ」
「私は森ノ宮!ちょっと遠いけどこの町を出たくないし」
「俺も森ノ宮にしよっかなー」
「なにそれー。いっぱい推薦きてるんだからちゃんと選びなよー」
「別に。どこ行ったって俺が1番になるんだし」
自信満々な所があるけど、それだけの実力が彼にはある。