ケモノ系ケモノ型男子。
そして季節は冬。
田舎なのであたりは一面雪だらけ。
「やっとついた!」
家から徒歩20分、森ノ宮高校に到着した。
「どーなってんだよこの町の雪は…」
「毎年のことだろ」
きーちゃんとこーくんを連れて森ノ宮高校の合格発表を見にきたのだ。
「はやくはやく!もう張り出されてるよ!」
私は2人をほってって先に進む。
「ええと……192..192……………あった!!」
やった!合格だ!
春から私高校生だー!
「俺もあった」
「俺も」
いつの間にか私の後ろにいたきーちゃんとこーくんも合格していた。
「きゃー!やったよー!また3人一緒だねー!」
私は嬉しさのあまり2人に抱きつく。
「おいそんなふっつくな!」
「だってうれしーんだもーん!」
きーちゃんが私の腕から抜け出そうとするけど私はより強く2人を抱きしめる。
こーくんは嬉しそうにしていた。
「ほらこーくんは嬉しそうだよー?」
「幸太郎はむっつりなんだよ」
むっつり?
「キラお前もう1回言ってみろ」
「もー!二人とも喧嘩しないで!」
とりあえず私たちは無事合格することができた。
あとは春休みを穏やかに過ごすだけ。