ケモノ系ケモノ型男子。
明日…確か……祝日………………っあ!!
「えっと…何をすればいいのでしょうか?」
うわ、なんか変な口調になっちゃった。
「………………ートしろ……………」
んん?な、なんて?
「ごめんよく聞こえなかった。もう1回言ってくれない?」
「──────っ俺と!!デートしろ!!明日10時〇〇公園の時計塔に来い!!」
ブチッ!!
通話が切れた。
えっとぉ?
デートって仰ってました?きーちゃん。
………………デート……。
「っっ!!!!!?????」
頭の中にデートという文字が浮かんだ瞬間みるみる顔が赤くなった。
聞き間違いじゃない。
あんな大きい声で言われて聞き間違えるわけない。
ど、どどどうしよう!!
頭が大パニックだ!!
「おい明香どうした?」
後ろからこーくんにポンと肩を叩かれて体が跳ねる。
「…?大丈夫か?」
「あっえっ…あっうん!大丈夫!!ごめん急用思い出しちゃった!先帰るね!じゃっ!」
そのままこーくんをおいてダッシュで家に帰った。