遠距離の彼 と 近距離の同期
大騒ぎの1日
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
大騒ぎの1日
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
産休復帰の紹介直後。
「ええ!? またですかぁ!?
天の下、俺様だから、疲れるんですけど。」
と、私は、照れ隠しのため、思ってもいない不満を漏らす。
「うるせぇ!
嬉しいくせに。素直に喜べ!」
と天。
「はぁ!?
誰がそんな事、言ったのよ?」
「顔に書いてあるじゃん。」
「書いてないし。
ちょっと会わない間に、目、悪くなったん
じゃない?」
「ちょっとは、黙れ!
たまには上司の言う事に、『はい』って返事
してみろ。」
「はぁ? 誰が上司よ!」
「俺だよ!
ここに『主任』って書いてあるの、読めない
のか?」
天は、首から下げたネームプレートを指差す。
「だから、何よ?」
「だから………
………結! 結婚するぞ。」
「は?」
「『はい』は?」
「なんでこんなトコで言うのよ?」
「こんなトコじゃなきゃ、いいんだ?」
「そんな事、言ってないでしょ?」
「いいから、返事!!」
「……… はい。」
大騒ぎの1日
・:*:・:・:・:*:・:・:・:*:・
産休復帰の紹介直後。
「ええ!? またですかぁ!?
天の下、俺様だから、疲れるんですけど。」
と、私は、照れ隠しのため、思ってもいない不満を漏らす。
「うるせぇ!
嬉しいくせに。素直に喜べ!」
と天。
「はぁ!?
誰がそんな事、言ったのよ?」
「顔に書いてあるじゃん。」
「書いてないし。
ちょっと会わない間に、目、悪くなったん
じゃない?」
「ちょっとは、黙れ!
たまには上司の言う事に、『はい』って返事
してみろ。」
「はぁ? 誰が上司よ!」
「俺だよ!
ここに『主任』って書いてあるの、読めない
のか?」
天は、首から下げたネームプレートを指差す。
「だから、何よ?」
「だから………
………結! 結婚するぞ。」
「は?」
「『はい』は?」
「なんでこんなトコで言うのよ?」
「こんなトコじゃなきゃ、いいんだ?」
「そんな事、言ってないでしょ?」
「いいから、返事!!」
「……… はい。」