ただただ、君に会いたくて
「広也」
「ん?」

「ん?」って可愛すぎるよ…。
それは反則。

「大好きだよ」
「えっ?」

広也は耳まで赤くして「お、おう。俺も」と言った。

「ふふっ、じゃあ行ってくるね」
「おう、気をつけろよ」
「あ…まて」

そう言いながら鞄から財布を取り出す広也。

「いいよー、そんなケチじゃないですぅ」
「ふ…そうか?」

広也は笑いながら財布をしまった。

「他になにか欲しいもの…ある?」
「んー、大丈夫だよ」
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