ただただ、君に会いたくて
広也からのメールだ。

「んと…なになに?」

メールを開くと「やっぱりアイスもお願い…倍の金額はらうから!」と書いてあった。
思わず笑いがこぼれる。

絶対、お金は受け取らない。
そもそも、広也は気をつかいすぎなんだよ。

アイスを2本取り出し、レジへと向かった。

コンビニからでると、急に世界が変わったようなもあっとした空気に包まれる。

信号を待っていると、さっきの広也のメールに返信していないことに気がついた。
どうせすぐに会うんだから、しなくてもいいかもしれない。
でも、信号がまだ変わりそうにないのでメールの返信することにした。

気がつくと、信号は青になっていた。

信号がチカチカと点滅しだした。
あ…急がないと。

小走りで、横断歩道を渡る。
そのときだった。
広也の声が聞こえたのは。

「美羽!危ない!!」

え…?


< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

お兄ちゃん、好きでいてもいいですか?
橘子/著

総文字数/1,792

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop