イケメンとの恋
私は久しぶりに泣いて、凄くすっきりした気分になった。
「もう大丈夫、ありがとう」
下を向いたままお礼を言う。
「ん。なんで下向いてんの?」
「泣いた後だから、余計ブサイクになってる」
「そんなの別にいいよ」
アンタが良くても私が良くないの!
「あっ...やだ!」
ぐいっと顎を上げられた。
隠すために手を置いたのにそれさえものけられてしまう。
両手首を彼の手によって押さえられたため、抵抗ができない。
彼がじっと私の顔を見てくる
「っ...み、見ないで」
私は震える声でそう言った
「かわいい」
彼はそんな事を言う。
「冗談やめて」