七つの呪い

「ううっ、なんだこれ……」


暖炉の灯った古い洋館のような場所で、俺はソファーに座っていた。


目の前には暖炉の火に照らされた、あの姿見がある。


俺が不思議に思って呆然としていると、


「ふふっ、ふふふ……」


どこからか男女の入り交じった笑い声が聞こえてきた。


それと同時に、突然、暖炉の火に照らされて、一人の中年のカナダ人らしき白人の男が姿見の前に現れた。
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