七つの呪い

しかし、目の前には、あの大きな姿見があった。


しかも俺は手を前に突きだして、その鏡に触れようとしていたのだ。


「うわぁぁっ!!!!」


思わず俺は声をあげて床に倒れた。


「ヨシキ、大丈夫か!?」


ジミは床でうずくまる俺を支えながら言った。


「お、俺は、なんでこんなところにいるんだ……?

俺は、一体……?」

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