七つの呪い

俺がジミに尋ねると、


「それがヨシキ、おまえ、急に起きて無言のままベッドを出たんだ。

俺が聞いても目を閉じたまま『行かなくきゃ……』としか答えなくて……最初は夢遊病かと思ったんだけど……」


どうやら俺は眠っている間に四階に行き、姿見の前に立っていたらしい。


「と、とにかくありがとうジミ……
俺を起こしてくれて…」
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