七つの呪い

それから特におばけが出てくるわけもなく、普通に廊下をまわった。


……ていうかそもそも、こんな通いなれた学校でおばけがでるわけないし。


「うぎゃああ!! なんか動いたぁ!!」


丸野さん達は騒いでたけど、ビビりの俺も、この肝試しは一回も取り乱すことなく、終始落ち着いていた。


そして、俺らはもといた教室に帰って来た。


「怖かったねぇ」


「うん!」


丸野さんは帰って来たあとも怯えていた。

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