七つの呪い

僕は公園で一人で遊んでいた。


このときの僕は、バケツを使って砂場で大きな城を作るのがマイブームだった。


「ねぇ、何してるの?」


そんな僕に、一人の同じ年くらいの男の子が話しかけてきた。


「砂でお城作ってるんだよ。すっごく大きくて、立派なお城」


僕は緊張しながらもそう答えた。


「ふーん。ねぇ、僕もお城作るの手伝ってもいい?」


「えっ、いいけど」


その男の子は僕と一緒に城を作り始めた。
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