七つの呪い

「僕、カケル。
啓介君、もしよかったら僕とトモダチになってよ」


カケルは僕に手をさしだした。


「うんいいよ! カケル君! 僕らはトモダチ!」


僕はカケルの手を握った。


それから、僕らは毎日、公園で二人で遊ぶことになった。


たいていは砂場で城作り、あとたまに鬼ごっこや、虫とりなんかもした。


遊んでて分かったけど、カケルはかなり不思議なやつだった。
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