七つの呪い

年は当時の僕と同じ7歳。だけど頭がよくて、色々なことを知ってる。しゃべり方も今思えば独特だったし、考え方も大人びていた。


そしてなぜか、僕が「どこの小学校に通ってるの?」って聞いたときは、


「小学校には行ってない。もうその話はしないでよ」っと、ちょっと怒った風に言い返された。


カケルとの遊びが何ヵ月か過ぎた頃、


「うわっ、もうすっかり暗くなったね」


遊びに夢中になりすぎて、辺りは真っ暗になっていた。



「ねぇ啓介君。もしよかったらさ、今日、僕の家に来ない?」
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