七つの呪い

「さぁ、啓介君も席について、みんなで食べよう!」


テーブルの席に座っていたカケルのお父さんが言った。


カケルのお父さんはきっちりとしたスーツを着て髭をはやしたかっこいい見た目をしていた。


「はい!」


僕は言われたように席についた。


「うわぁ、おいしそう!」


「いっぱいあるから、たくさん食べてね!」


「はい、いただきます!」


夕飯はかなり豪華だった。


シチューにパン、鳥の蒸し焼きに、ケーキもあった。


クリスマスツリーや暖炉のこともあって、まるで絵本の中のクリスマス会のようだった。
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