七つの呪い

夕飯後は、カケルと二人で外国のボードゲームをやり、かなり盛り上がった。


気がつくと時刻は夜の8時半。


「あっ、僕、もう帰らないと」


「えっ、まだいいじゃん! もっと遊ぼうよ」


いつになく、カケルは駄々をこねた。


「でももう遅いし」


「そうよカケル。そこまで啓介君を見送りにいってあげなさい」


「はい…」


カケルはなんだか寂しそうな顔をしていた。

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