七つの呪い

それからカケルは公園の近くの道まで来て僕を送ってくれた。


「ありがとカケル。あとは道分かるから。ここまででいいよ」


「うん…」


「今日は楽しかったよ。また一緒に遊ぼうね! 今度はうちに来なよ!」


そう言うと、カケルは辛そうに頭を下げた。


「ごめん啓介君。もう僕、君と遊べないの……」


「えっ、なんで?」

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