七つの呪い

先生達は二人がかりで水びたしになったエイリーン先生を便器からひきはがすと、そのまま職員室へ連れていった。


そのときのことを、俺は今でもよく覚えている…


便器から顔を上げたエイリーン先生は、飢えたハイエナのようにやつれていて……


空中をつかむように手をのばし、英語で俺達に何かを叫んでいた。

< 85 / 108 >

この作品をシェア

pagetop