七つの呪い
「ああ、それが覗き穴から見たら後ろ向いてて顔が見えなくてさ。玄関開けるの怖かったし、顔は確認してねぇよ」
不思議なことに、その女子高生の顔を見た人は誰もいなかった。
「ねぇ、それってこの画像の子に似てなかったか…?」
俺は恐る恐るスマホの待ち受け画像を見せた。
「あっ! そうそう!
制服とかもまさにこれだったぜ!」
背筋に冷たいものが走った。どうやら友達が見たのは、『バラバラ自殺の少女』だったようだ。
……でも、なんで俺のとこじゃなくて、友達の家に来たんだろう? もしかして俺を探しているのか…?