【中完】彼女なんて辞めてやる。
「どうやって復讐、してやるか…だな。」

日向が話題を提起する。

「あるあるは、やっぱり、日向と雪乃が付き合う振りとかをこと?

そんで、真実を確かめに来た浅岡にギャフンと言わせることだよね〜。」


「俺も、それかなとは思った。

同じことをして、ギャフンと言わせる、か?」


チューっと、アイスティーのストローを吸い中身を飲み込む。

冷たい液体が喉をさぁっと通る感覚は心地よい。


カラン_____。

ストローを一混ぜすれば、氷が音を立てる。

それを眺めてから、ゆっくりと、口を開いた。


『私もね、最初はそれを考えたの。だけど、それじゃ、あいつと同じことをしている気がして。



すごく、不快なのよね。』


「なるほどな」

「あーね。」


ピコンッ



急に、携帯が鳴る。

思わず3人で顔を合わせる。


誰だ?


日向と胡桃がゆっくりと首を縦に振ったので相手を確認してみる。

表示された名前は、


『……、え?』



__________浅岡 樹

だった。



あっ、閃いた!!

雪乃side.end
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